原発禍の街の現実・イノシシやサルの野生動物園になった故郷!
こんばんは~ 篠原です。
メディアが報じていない原発のその後
を皆さまはご存じでしょうか ?
住宅に住んで4年になるAさんは、
月に2回ほどお墓参りのために帰村
しています。
「仮設とはいえ4年も生活していると、
もうすっかり伊達市の住民です。
こうして村に帰ると身体がだるくなり
体調が悪くなる。原因 ? 放射能のせい
だろうな」
Aさんは、ため息交じりにこう言い
ました。そして続けて
「イノシシやサルに墓も家も荒ら
されるし、先祖に申し訳ないんだ。
イノシシなんか『俺らの村に何しに
来た ?』といった面で近寄ってくるし
ね。村は野生動物園になっちまったよ」
原発禍の街が野生動物園とは・・・
南相馬市の農業を営む議員の話では
「女性に噛みつくイノシシやサルも
いる。通学路にイノシシが出没する
恐れもあり、児童の安全を確保すべき
だ。アライグマやハクビシンも増えて
いる。アライグマは狂犬病のウイルス
を持っているため危険だ」
あちこちに「事故多発・獣と衝突」
の看板があります。
福島第1原発から10キロ圏内の
浪江町に入ると道路沿いに大きく
「減速 !!」と表示されて南相馬警察署、
双葉警察署、磐城国道事務所の連名で
「事故多発・牛と衝突」
「事故多発・獣と衝突」
と描かれた看板が立てられています。
一時帰宅していた町民の話では、
「夜になるとイノシシや飼い主を失った
離れ牛が出てきて、車に突進するんだ。
野生動物園になった。像はいないけど、
大熊町や富岡町ではダチョー牧場が
あったから、ダチョーも出る。」
基準値の27倍の6.2マイクロ
シーベルトを計測しています。
南相馬市役所の職員のイノシシ対策の
話では、
「地元の猟友会の協力で、イノシシは
年間1500頭、サルも200頭近く
捕獲しています。イノシシなら写真と
尻尾、サルは写真を持参すれば、1頭
につき謝礼2万円を出します」
ということです。
ワナでイノシシを捕獲している人の話
では
で食えたけどね。今は放射線量が2万
ベクレル以上あって食えない。
サルは拝むマネをするので、猟友会の
連中もなかなか撃てないと言ってた」
とのことです。
相馬市の街中でも、子連れのイノシシや
キツネを見ることが出来るといいます。
原発禍の街は本当に野生動物園になって
しまったのではないでしょぅか ?
それにしても、原発事故の近くに
生活している人の苦労は大変なものと
思います。
全く関係なく生活できている幸せを
感じました。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。