「3歳児虐待死!」児童虐待と虐待通告3桁番号「189」の問題と児童福祉相談所の体制!
こんばんは~ 篠原です。
皆さまもすでにご存じと思いますが、
3歳の男の子が虐待を受け死亡
しました。
東京都大田区の自宅マンションで、
母親の交際相手の暴力団組員の
永富直也容疑者から虐待を受けて
死亡した新井礼人(あやと)君は
まだ3歳でした。
この世に生を受けてまだ3年です。
何もわからない3歳児を、なぜ死亡
するまで虐待するのか?
信じられません!
「しつけ」と称して、何度も平手打ちを
したあと、胸ぐらをつかんで投げ飛ばし、
かかとを振り下ろすようにして頭を蹴っ
たり、ガラスケースに向かって投げつけ
たり、1時間以上も暴行したのです。
許せない!人間じゃない!!
そして、ぐったりした礼人君に
「息をしてるから大丈夫だ」と病院にも
行かせなかった。
母親も母親だ。自分で苦しい思いをして
生んだ子を、馬鹿野郎の言うことを聞いて
病院にも連れて行かなかった。
もう少し早めに医者に診てもらっていたら
助かった命だったかもしれないのに・・・
25日にも、大阪狭山市で母親が、
生後5か月の自分の子供に暴行して
脳に全治7か月の損傷を負わせています。
18日には、埼玉県狭山市で顔にやけどを
負った3歳の藤本羽月ちゃんが遺体で
見つかりました。
羽月ちゃんの首にロープをくくりつけて、
拘束し押入れに閉じ込めたり、日常的に
虐待をしていたといいます。
このように、児童虐待が2014年を
見ても、8万8931件になっていて、
5年前に比べると倍増しています。
2015年7月1日より、
児童相談所全国共通ダイヤルが
「189」(いちはやく)に変わりました。
児童虐待の被害者や、虐待が疑われる状況
を見聞きした人が、よりスムーズに
児童相談所に相談・通告できるようになり、
虐待の早期発見が期待されるのですが、
通告を受ける児童相談所の体制が十分に
整っていないことが指摘されています。
十分な対応ができない理由
●人員の不足
子供虐待の対応における致命的な人員不足が
挙げられます。
児童相談所の職員1人当たり100件以上の
ケースを担当していることが珍しいことでは
ありません。
このような現状のまま相談件数が増えれば
ますます対応が行き届かなくなります。
●緊急性に応じた事例の割り振りができて
いない。
緊急性の高い事例も低い事例も児童相談所へ
通告があり、そのまま対応するケースが多い
ので結果として、対応が行き届かなくなります。
●保護後の受け皿の不足
緊急時に子どもを保護する一時保護所や
児童養護施設、里親などの社会的養護の
仕組みも質・量ともに課題を抱えています。
入り口のみを広げるのではなく、
児童福祉のシステム全体を拡充していかな
ければなりません。
この世に生を受けたのに、虐待にさらされて
いる子供たちを救うことにも力を注いで
欲しいと思います。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代
、