治りにくい軟骨 「IPS細胞」 で作製 !
こんばんは~ 篠原です。
皆さまは「膝が痛い」という経験はありませんか ?
関節の軟骨組織を、人のiPS細胞から
作り出すことに成功したそうです。
加齢やスポーツで傷むことの多い関節の軟骨。
膝が痛くて、正座ができないとか、歩くことが
辛いとかいう人は沢山いますね。
成功したのは、京都大のグループで、軟骨が傷ついた
ミニブタに移植して、きちんと機能することを確認した
ということです。
軟骨は、骨が接し合う膝や肘の関節で、骨の表面を
覆い、衝撃を和らげています。
軟骨細胞とコラーゲンなどでできていて、正常な
軟骨は滑らかで「硝子(しょうし)軟骨」と
よばれています。
今まで、iPS細胞で軟骨細胞を作ったということは
あったのですが、治療に使える硝子軟骨
まではできていませんでした。
京大iPS細胞研究所では、軟骨細胞になった
時にだけ光る、人のiPS細胞を作製して、様々な
条件で培養して硝子細胞を作ることに成功しました。
薬で拒絶反応を起こさないようにしたミニブタに移植して
周りの軟骨と融合して、1か月後もくっついていることを
確かめることができました。
加齢やスポーツにより痛むことの多い、関節の軟骨を
再生して、「膝が痛くて~」
という苦痛から、解放されることが出来る日は
近いかも知れませんね。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代
.