「松山英樹」と「錦織圭」のリオ五輪出場への考え方の違い!
こんばんは~ 篠原です。
「全米オープン」が開催されています。
松山英樹は天候の関係で、36ホールを
1日でラウンドしました。
残念な結果になりました。
12オーバーでプレイを終えて、
予選通過はほぼ絶望的となりました。
現時点では6オーバーまで、65位タイ
までの選手が予選通過できるとのことです。
谷口徹は16オーバーで予選落ちですが、
ラウンドを今、戦っています。
これを書きながら中継を見ていますが、
宮里優作がイーグルを取ったりして
頑張っています。
3名がすべて本戦に残ってくれればと願い
ながら見ています。
リオデジャネイロ五輪まで約2カ月となり
ましたね。
松山と錦織は、ゴルフ、テニスと舞台は
違いますが、ともに「メジャー」と
呼ばれる世界4大大会のタイトルを
初めて取れる可能性の高い選手です。
そんな2人ですが、五輪に対しての気持
は少し違うようです。
ゴルフ男子は欧米のツアー日程に五輪が
入ったため、メジャーの日程が過密に
なって、調整が難しくなっているのは
確かです。
テニスは1988年のソウル五輪より
正式種目になりました。
ゴルフは112年振りに五輪競技に復帰
したために、慣れていないということも
あるかもしれません。
日程の過密を理由に五輪を軽視している
ゴルフのトップ選手も多いのです。
また賞金もでないので、日本のゴルフ界も
独自の報奨金や出場資格など「ご褒美」を
検討していますが、メジャー賞金とはケタ
が違います。
「賞金が出ないから」とあからさまに言う
選手はいないけれど、2013年の
マスターズのタイトルを取った
アダム・スコットは、「その時期は忙しい」
と欠場を決めています。
松山英樹は世界ランク15位で、ほぼ確実に
日本代表になりますが、6月の第1週目の
米ツアー大会会場で、南米で流行している、
ジカ熱に対する情報が入らないことへの
不安を語っていました。
ジカ熱を理由にシン(フィジー)が欠場
を表明しています。
昨年全米オープンで優勝した
スピース(米国)は、全米オープンの
会見で「脅威なら行かない」と発言
しました。
不安を口にしていた
マキロイ(アイルランド)は出場を表明
しています。
松山英樹は「ギリギリまで出場するか
どうかわからない」と言い、メダル候補
として期待されていることで「出ないと
言ったら、世間の反応が怖い」という気持
もあるということです。
錦織圭は五輪に対して「オリンピックは
4大大会やマスターズと同じくらい大事。
メダルにかける思いもある」と世界ランク
6位で臨む五輪に意欲をみせています。
どうしてこんなにも五輪に対する2人の
考え方の違いがあるのでしょうか?
松山英樹は「ゴルフが上手い」ことも
「スポンサー」も一番ではありません。
「ゴルフを見てくれる」「ゴルフをする」
多くの人たちがいます。そして五輪で
初めてテレビを見る人もいるでしょう。
そういう人たちが、テレビを見てゴルフに
興味を持ってくれる。そしてゴルフをやって
くれるようになるジュニアを増やすための
五輪なのです。
それでなくても、ゴルフ人口はどんどん
少なくなっています。
松山英樹は自分だけのことではなく、
そういうこともトッププロとして
「決断」の要素に加えて欲しいと希望
します。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代