kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

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8年振り戦後13人目の挑戦 「千日回峰行」 堂入りを終えた僧侶

こんばんは~  篠原です。

皆さまは「千日回峰行」をご存知でしょうか?

 

千日回峰行とは

1000日間にわたり比叡山の山中などで

行う荒行です。

大津市善住院の住職「釜堀浩元」さんが挑んで

いて、最後の難行「堂入り」では、比叡山延暦寺

の「明玉堂」に籠り、断食、不眠の9日間を終えて

21日の午前2時にお堂から出てきました。

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食事も水も絶ち、眠らずに、真言10万回を

唱え続ける。

凡人にはとてもできないことですね。

この難行を支えるって何なのでしょう。

 

13日から「堂入り」を始めた釜堀さんは、

21日、午前0時すぎ、不動明王に供える

水を井戸にくみに出る「取水」を行い、

午前2時前、鐘の音が響く中、お堂の扉が

開かれ、ほかの僧侶に付き添われて釜堀さんが

姿を現しました。

僧侶に付き添われながらも、足取りはしっかり

していました。

 

人間が、断食、断水状態で生きられる

生理的限界は3日間です。

それを考えれば、信じがたい苦行です。

 

この堂入りを終えた、釜堀住職は

「生き仏」として

「当行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)

の称号が与えられます。

 

釜堀住職の「千日回峰行」は、これで終わり

ではなくこの後2年続きます。

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「千日回峰行」(せんにちかいほうぎょう)

は、7年間で1000日かけて比叡山

礼拝場所などを巡る修行で、

1年目は一日30kを100日間255ヶ所

霊場を巡拝して、2年目は200日間、5年間で

700日を終えると、「堂入り」に入ります。

 

そして、堂入りで終わりではなく、6年目は

1年間に100日で歩く距離は、60kになり

巡拝する場所も266ヶ所になります。

一日にこれだけ歩くと、睡眠時間はわずか2時間

です。

最後の100日間は当初の一日30kの行になり、

これで合計1000日間となります。

 

歩く距離は、地球一周に匹敵する4万kになります。

1300年間で成功者は2人だけ!

 

自分で止めなければならないと判断した場合、

その場で腹を短刀で切って、行を終えるていう

厳しい掟があるのです。

 

千日回峰行2人目の達成者となった

塩沼亮潤氏の言葉

人と人、心と心が通い合っている時、私たちは

この上もない幸せを感じるものです。

そのために私は「感謝の心」

常に自己を省みる「反省の心」

相手を思いやる「敬意の心」

この3つがとても大切だと思います。

私がこういう考えに至ったのは、昔

「大峯千日回峰行」という修行を通じて

得た世界観なのだと思います。

 

私が、「千日回峰行」の「堂入り」の

ビデオを見たのは、まだ20歳代の時でした。

その時、すごく感動したのを今でも思い出します。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。   篠原香代