「アルコール依存症患者」の平均寿命は？
こんばんは～ 篠原です。
皆さま、お酒が好きですか？
私は、お酒を受け付けない身体のようで
全く飲めないのですが、お付き合い程度で
少しは飲めた方がいいな・・といつも思います。
「アル中」は「慢性アルコール中毒」の略称です。
現在は「アルコール依存症」
と呼ばれています。
そして薬物依存症のひとつに数えられています。
アルコール依存症というと「酒癖の悪い人」
「お酒を飲み過ぎる人」くらいにしか思って
いないのではないでしょうか？
アルコール依存症は、発症してしまうと完治する
ことが難しい恐ろしい病気です。
そしてアルコール依存症の人の平均寿命は
５２歳と言われています。
１・強い飲酒への欲望
２・飲酒の開始、終了、飲酒量のコントロールが困難
３・減酒や禁酒をしたさいの離脱症状
４・耐性が明白
５・飲酒に変わる興味や楽しみよりも長くなる
飲酒に費やす時間
６・明らかに有害な結果が出ていても飲酒が
止められない人
過去１年間に上記の３項目以上が１ヶ月以上続く
場合にアルコール依存症と診断されます。
アルコール依存症の「禁断症状」と「耐性」
依存症になってしまい、アルコール濃度低下が
体内で起きると、発汗・震え・嘔吐・吐き気・
不整脈・不眠・幻覚・イライラ感・血圧上昇・
集中力の低下などの禁断症状が起こります。
そして「より多くの量を飲まないと酔えなく
なってしまう」のが「耐性」です。
アルコール依存症になると禁断症状から逃れる
ために飲酒して耐性がつくので、さらに多量に
飲酒するという悪循環に陥ります。
こうなってしまうと、日常生活や仕事をするにも
困難になり、医療機関での治療が必要になります。
アルコール依存症は、遺伝的要因と環境要因が半々
２０１４年の世界保健機構（ＷＨＯ）が発表した資料
によると、アルコールの過剰摂取による死亡者は
全世界で３３０万人いて、全死亡者の５９％に
当たるそうです。
国内のアルコール依存症患者数は推計で１０９万人
だそうです。
アルコール依存症の発症原因については、
５０～６０％が遺伝的要因です。
親族に患者さんがいる人は気を付けて下さい。
アルコール依存症が形成されるプロセス
アルコール依存症の人が一定濃度のアルコールを
常に体内に維持しておくように、一定量の
アルコールを数時間おきに飲み続ける「連続飲酒」
をしていると「精神依存」「身体依存」が形成
されてしまっている可能性があります。
精神依存では飲まないと精神的に不安定になり、
身体依存ではお酒の切れ際に禁断症状が出ます。
アルコール依存症にかかると自分では制御できなく
なります。
飲み過ぎに注意してお酒は飲んでも飲まれないように
しましょう。
これは余談ですが、主人は物凄い大酒飲みでした。
多分完全に依存症になっていたと思います。
祖父も父親も「アル中」で亡くなっているので、
遺伝的なものだったと思います。
飲んでしまうと、大切な話は全くできず、何を話しても
翌朝なんにも覚えていない状態でした。
私はそれがたまらなくイヤでした。
今年３月「食道がん」の手術をしました。
食道がんの要因は「お酒とタバコ」です。
ガンを宣告される前から、肝臓、糖尿、高血圧
などいわゆる生活習慣病があり、薬を飲んでいました。
医師から、「お酒は止めなさい！」と言われて
がんの告知をされたその日から止めたのです。
禁断症状は、不眠だけでしたが、辛かったと思います。
お酒を止めてから、７か月になりますが、健康を
取り戻すことができました。なにもかも数値が良くなり
特に肝臓は肝硬変の一歩手前でしたから、そのままお酒を
飲み続けていたら、肝硬変→肝臓がんになっていたと
思います。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代
