日本赤軍と重信房子！

こんばんは～　　篠原です。

テレビで重信房子の逮捕劇を見たので、

改めて日本赤軍と重信房子を調べて

みました。

日本赤軍は中東など海外に拠点をおいて

活動を行っていた日本の新左翼系団体、

国際テロ組織です。

マルクスレーニン主義に基づく日本革命

と世界の共産主義化の実現を目的として、

国内で警察署の襲撃、銀行強盗、多数の

死傷者を出した連続企業爆破事件等の

凶悪な犯罪を犯した過激派グループの

一派が、「国際根拠地論」を打ち出して

海外に革命の根拠地を求めて脱出した後

結成された国際テロ組織です。

重信房子は日本の新左翼活動家・テロリスト

で、日本赤軍の元最高幹部です。

昭和４６年２月、奥平剛士と偽造結婚して、

レバノンベイルートに出国して、同じ

マルクスレーニン主義に立脚するＰＦＬＰ

（パレスチナ解放人民戦線）へ共同武装

闘争を申し入れて支援を取り付けて活動

を始めました。

大学の授業料値上げに反対して、

１９６０年代に広がった学生運動から

派生した過激派の１つが日本赤軍です。

６０年代までは、日本共産党に不満を

抱く共産主義思想を持った学生たちが

国内の大学を拠点にして活動していま

した。キャンパスの占拠や国会包囲など

の学生運動が主でした。

旧来の左翼勢力と区別して「新左翼」と

呼ばれました。

学生運動が下火になると、社会主義国や

発展途上国に拠点をおいて、同時多発的に

共産主義革命を起こす「国際根拠地論」と

いう考え方を揚げて武装化する過激派が

生まれました。

そのグループは「赤軍派」と呼ばれ、

路線対立で様々なグループに分かれます。

皆さまも、ご存じと思いますが、日本中

をテレビにくぎ付けにした

「あさま山荘事件」は「連合赤軍」という

グループが起こした事件です。

日本赤軍が起こした事件

１９７２年＝ロッド空港事件

岡本公三容疑者らがイスラエルの空港で

銃乱射して２４人を殺害しました。

１９７３年＝日航機ハイジャック事件

パレスチナ・ゲリラとともに日航機を

乗っ取りリビアへ。乗客を解放後、

機体を爆破しました。

１９７４年＝ハーグ事件

オランダのフランス大使館に乱入して

人質の大使と交換にフランス当局が

拘束していたメンバーを奪還しました。

１９７５年＝クアラルンプール事件。

マレーシアのアメリカ大使館を占拠して

人質を取り拘束されていたメンバーを

釈放するよう日本政府に求めました。

１９７７年＝ダッカ事件

７５年に日本政府が釈放した５人により、

日航機をハイジャックして人質を取り

再びメンバーの釈放を求めました。

このダッカ事件で当時の福田赳夫首相は

「人命は地球より重い」と述べ、新たに

６人を釈放しました。

１９８６年＝ジャカルタ事件

インドネシアで日本や米国の大使館に向け

爆発物を発射しました。

２０００年１１月に逮捕された重信房子は

２０１０年８月に懲役２０年という判決が

確定して現在も服役中です。

１９４５年生まれですから、７１歳に

なりますね。

２００１年に、重信房子が獄中から

「日本赤軍」の解散を発表しています。

世界で様々な事件を起こした「日本赤軍」

は現在は存在していません。

重信房子は現在、八王子医療刑務所で

抗がん剤治療を受けているそうです。

２００９年に「大腸がん」の手術をして

います。

若かりし頃の、自分の行動をどのように

受け止めているのでしょうか？

ご本人に聞いてみたい気がします。

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。　　　篠原香代