kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

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アジアで猛威の「新パナマ病」でスーパーからバナナが消える!?

こんばんは~  篠原です。

皆さま、今アジアで猛威を振るっている

「新パナマ病」をご存じでしょうか?

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昔、私が子供のころはバナナは

高級フルーツでした。

遠足の時や、病気の時くらいしか食べられ

ませんでした。

 

今やスーパーに行けば、大きなワゴンに

バナナが山積みされていて、フルーツの

中では一番安いものとなりました。

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パナマ病」とは

カビの一種がもたらすバナナの木を

枯らす病気です。

バナナが枯れたり、黒ずんだりする病気で

病原菌はカビの一種のフザリウムです。

 

菌が根っこからバナナの木に感染して

いずれ木を殺してしまいます。

台風による洪水や農場に出入りするトラック

や人の靴についた土が運ばれることで、拡散

していきます。

 

木を治したり、土壌から菌を取り除いたり

するのは、ほとんど不可能です。

1950年代に、世界に輸出されていた

グロス・ミシェル種パナマ病のために

1960年代にはほぼ全滅しました。

 

パナマ病の菌株は、農園の土壌全体に蔓延

するため、農園は最高で40年に渡り汚染

されることになります。

 

農家は生産品種をパナマ病の菌株に強い

キャベンディッシュ種に転換しました。

 

ところが今、キャベンディシュ種を蝕む

「新パナマ病」がアジア各地で猛威を

振るっているのです。

毒性の強い新たなパナマ病が現在、

キャベンディシュに大損害を与えています。

 

国連食糧農業機関(FAO)は今年4月に

パナマ病について

「世界で最も破壊的なバナナの病気の1つ」

と指摘しました。

 

国連は、輸出バナナの4分の3を生産

している中南米に新型のパナマ病を到達

させないよう病害を食い止める方法を

模索しているようです。

 

世界のバナナ輸出の95%を占める

キャベンディシュは、長い船旅を乗り切る

ことができ、輸出に適しています。

新種が生まれてはいますが、味が良く

なかったり、長距離輸送に向かなかったり

ということです。

 

現在、日本に輸入されているバナナは、

フィリピン産の輸入量がトップです。

干ばつや新パナマ病の影響でフィリピン産

バナナが値上がりしています。

そのため、2016年春よりエクアドル

の本格輸入を始めています。

 

農林水産省によると、バナナの卸売り価格

はここ数年上昇していて、この5年で40%

高騰しているそうです。

 

私たち消費者は、それほど感じていませんが

値上がりしているのですね。

今日も、4本で98円のバナナを購入して

きました。

私は、朝食でバナナを食べています。

高級フルーツになってしまったら・・・

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バナナはカロリーも低く、

1本85calです。ご飯の茶碗1杯の

2分の1です。

 

美味しくて、効果、効能もあり、安いし

こんなに良い食べ物はないのに、値段が

高騰してしまったら本当に困るのは、私

だけではないと思います。

 

なんとか、新パナマ病をくい止めて、

昔のような高級フルーツにならないことを

祈るばかりです。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。   篠原香代