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石原慎太郎著の『天才』が累積売上65万部のベストセラー!

こんばんは~  篠原です。

今年1月22日に発売された、

元政治家で小説家の「石原慎太郎」が

田中角栄」元首相に成り代わり生涯を

語った単行本小説『天才』が、累積売上

部数が65万部のベストセラーに

なっています。

2016年上半期の総合1位になって

います。

 

皆さまはもう読まれましたか?

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なぜ今田中角栄なのでしょうか?

若者は「低所得」が理由で結婚できないし、

老人は「下流老人」が増えています。

日本中が『閉塞感』に包まれている今

だから、知恵と決断の政治力「田中角栄

がよみがえっているのでしょうか?

 

高等小学校卒という学歴なのに

日本列島改造論をうたい、総理大臣

に就任したのです。

 

29歳で初当選したとき、「裏日本と

いわれている雪国の新潟を表日本

するには、三国峠をダイナマイトで

ふっ飛ばしてやればいい。そうすれば

新潟に雪は降らなくなって、その土を

日本海にもっていけば、佐渡島を陸続き

にできる。そうなったら、逆に東京から

人が出稼ぎにくるようになる」と地元

でこのように演説したのです。

 

こういう郷土愛の延長に国への愛着が

あって、日本を機能的に文明的に改良

しようとしました。

 

角さんのすごいところは、政治力と

いうより、人間の能力です。

先を見通せる「勘」をもっていました。

 

いま上越新幹線や関越道を利用して

いる人たち全てが、こんなに便利に

なったのは、田中角栄のお陰だ。と

思っているわけではないでしょう

けれど、新潟の人たちにとっては、今

でも田中角栄は記憶から拭えない存在

なのです。

 

戦後の自民党の体質というのは、

金権主義なのです。

そういう自民党の中でのしあがって

いくには、金権という方法しかなかった

のです。

 

田中角栄は商売の天才でした。

戦時中25歳のとき「田中土建工業

を設立して、短期間で業界50社以内

の売上げにしています。

たんなるカネ儲けの才能だけではなく、

人を見る目や人間観も鋭いのです。

 

そんな田中角栄に手こずったのが米国

でした。米国に頼らない角さんの

資源外交が彼らの逆鱗にふれて、それで

ロッキード事件によって、葬られたと

いうことです。

結局ロッキード事件が、長く尾を引き、

晩年は田中派に創政会ができて、裏切ら

れる形になってしまいました。

 

田中角栄ほど先見性に富んだ政治家は

いなかった。というのが石原慎太郎

正直な気持ちだそうです。

角さんのような天才がまだ生きていて

政治家として復権していたら、と思う

ことはよくあるそうです。

 

角さんの娘の真紀子さんが

石原慎太郎は暴走老人」だと言った

ことで、その言葉が慎太郎さんはとても

気にいっているそうです。

真紀子さんは口のうまさでは、父親

「天才」を受け継いでいるのかも

しれないと言っています。

 

田中角栄

若い人たちは名前も顔も見たことが

ない人たちが多いと思います。

とにかくすごい政治家でした。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。   篠原香代