「猫ブーム」その経済効果からネコノミクスという言葉が誕生するほど!
こんばんは~ 篠原です。
皆さま猫は好きですか?
猫派と犬派に分かれると思いますが、
私は犬派です。
近年「猫ブーム」に湧く日本ですが、
その経済効果から「ネコノミクス」という
言葉まで生まれています。
一方で不幸になる猫が増えているのも
現実です。
可愛いところだけを取り上げたテレビ
番組は無責任だと思います。
猫だって生きているんです。
簡単じゃないということを良く考えて
それでも、猫を飼いたいという気持ちが
ある場合は、可愛いから、癒されるから
だけではなく、それ以上に飼育の大変さ
を頭の隅に入れておいて下さい。
病気もします。年も取ります。お金も
かかります。
生涯、可愛がって、面倒を見て、
人間の4倍もの速さで年を取っていく
ということを、よ~く頭の中に叩き込んで、
将来、老猫になってもきちんと面倒をみて
あげられる覚悟をもって、猫を家族に
迎え入れて欲しいです。
日本では年間20万頭もの犬や猫が
殺処分されています。
それは
●飼育放棄による保健所への持ち込み
「仕事がなくなった」
「離婚するから」
「トイレを覚えない」
「子どもが飽きたから」
など信じられない理由で保健所に持ち込む
というケースがまだまだ多いといいます。
●悪質な繁殖業者(ブリーダー)による
乱繁殖
人気のある種類を飼育する能力がないのに、
無理に繁殖させ病気や大きくなりすぎて
しまった個体は飼い殺すような悪質な
ブリーダーもいます。
こういう業者は母猫は子どもを産めなく
なるまで産ませ続け、子猫は産まれてすぐ
母猫から引き離すため、健康や性格に問題
を抱えてしまう場合が多いです。
2013年9月の動物愛護法の改正により
引き取り屋ビジネスが増え、ブリーダーから
犬や猫を引き取り、劣悪な状況で飼育して、
悲惨という言葉ではいい表せない状況で
見た人は、想像を絶する飼い方をしている
といいます。
●野良猫の問題
捨てられたり、もともと飼い主がいなく
野良化してしまった猫はよく見かけます。
こういう猫たちは、動物愛護団体や地域の
住民の努力によって、去勢や避妊をされて
「地域猫」として飼われていることもあり
ますが、糞や鳴き声の騒音で害獣と見られ
たり、動物虐待の被害にあったりして、
弱って殺処分されることもあります。
●猫を飼うという気持ちが固まったとき
には、できれば、愛護団体や里親募集から
引き取り里親になって下さい。
現在はインターネットで各地域の飼い主
を募集する「里親募集掲示板」を簡単に
見ることが可能です。
殺処分されてしまう野良猫、犬を救う
ことにもつながります。
じっさいに里親になったあとも、
動物愛護団体が飼い方をフォローして
くれるし、いろいろな面で助けてくれます。
現在、猫の値段は、猫ブームということで
ペットショップでは3倍の値段になって
いるそうです。
子猫の時は確かに可愛いですよね。
そして気持ちが癒されることも確かです。
でも、それ以上に、生き物を飼うという
ことは、大変なことなのです。
よく「犬より猫の方が飼いやすい」
といいますが、絶対にそんなことはあり
ません。
不幸になる猫をこれ以上増やさないよう
に、責任をもって飼うということで、
殺処分ゼロになる日がくることを願う
ばかりです。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代