前兆なく発症の危険「エコノミークラス症候群」被災地で患者続出!
こんばんは~ 篠原です。
いっこうに収まる気配のない熊本地震。
いつになったら終息がくるのでしょうか?
今日も、震度5強、5弱の余震がありました。
前震が起きたのが14日ですから、今日で
6日経ちます。
長引く避難生活で、被災地では呼吸困難や
突然死を引き起こす
の患者が続出しています。
被災地で数多くの患者を診察してきた、
心臓血管外科の医師は「ほとんどの場合は、
突然発症する。初期症状が出なかったり、
気付かなかったりする人も多く、患者はさらに
増えるだろう」と注意を呼び掛けています。
医師によると、車中泊を続けている人は
発症の危険が高く、地震発生から2日~7日で
発症する人が多いのです。
2004年の新潟中越地震では、車中泊で少なく
ても11人が発症し、6人が死亡しました。
「車中泊をする場合は、3泊までにとどめて」
と言っています。
今回の熊本地震でも、自宅の駐車場に止めた車の
中で避難を続けていた51歳の女性が、肺の血管
に血の塊が詰まるエコノミークラス症候群を発症
して死亡したことがわかりました。
今回の地震で、車の中で避難を続け、胸の痛みを
訴えて、病院に搬送され、エコノミークラス症候群
と診断された人は、ほかにも19人いることが
わかっています。
その内の2人が意識不明の重体になっています。
新潟大の榛沢(はんざわ)医師など
エコノミークラス症候群に詳しい、医療チームが
19日の午後熊本県に入り、避難所などを回り、
問診を行い、避難してからの日数や、どの程度
体を動かしているかなど尋ねたあと、エコーを
使って病気の原因となる血栓ができていないかを
調べました。
約3割に血栓が見つかったそうです。
そして予防策として、血流をよくする
「弾性ストッキング」を配布しました。
榛沢医師は
「やむを得ず車中で寝る場合は、ベルトを緩める
など、ゆったりとした服装で座席を倒して足は
伸ばし、足を体より低い位置に置かないように
する。4~5時間おきに社外で歩くことも大切
床に直接寝る雑魚寝が続く避難所でも発症の
危険は同様で、地震発生から2週間くらいで
発症する人が多い。
足がむくむなど、前兆のある人は約2割しか
いない。
水分をこまめに取ることに加え、体を動かせない
場合は足をマッサージするなどして予防に努めて
欲しい」と話しました。
河野防災相も注意を呼びかけています。
車の中で避難を続ける人の中に、エコノミークラス
症候群と診断される人が相次いでいることを受けて
19日の記者会見で「どうしても車の中だと同じ
姿勢に長くなってしまう。また朝方は気温も下がる
ので避難する場合はなるべく屋内に避難して
いただきたいたい」と屋内への避難を呼びかけ
ています。
といっても、度々強い余震に見舞われている人たち
にとっては、怖さが先立ち、屋内で過ごすことの
方がもっと精神的にストレスがかかってくること
と思います。
頑張って下さい!!
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代