kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

日々の出来事や愛犬dacky君のこと、旬の話題を書いていきます。

サンシャイン水族館からラッコがいなくなる!最終日は2月29日

こんばんは~  篠原です。

皆さま、ラッコ見たことありますか?

しぐさがなんとも言えず可愛くて、見ていて

癒されませんか。

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1984年にラッコがサンシャイン水族館

に初めてやってきました。

雌のミールがロシアからサンシャイン水族館

やってきたのは、2003年4月です。

以来10年以上の間、可愛らしい姿とその

しぐさで、人気者になっていました。

 

2014年に繁殖を目的として、雄のロイズ

和歌山県アドベンチャーワールドから迎え

ました。

 

ミールの病気が判明したのは、2015年

6月のことでした。

腰部に腫瘍が見つかり検査したら、リンパ腫と

判明しました。

スタッフが回復を信じ懸命に治療に当たり

ましたが残念ながら、2016年1月7日に

永眠しました。

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ラッコが国際的に絶滅危惧種に指定され、

ラッコ生息地より新しいラッコの日本国内への

輸入が途絶えてしまったため、サンシャイン

水族館を含め国内のラッコを飼育する各水族館

は、ラッコ繁殖のためあらゆる手をつくして

いるのですが、国内のラッコの数は徐々に

減少している状況です。

2016年1月時点の国内のラッコ飼育数は

10施設で14頭です。

 

 

サンシャイン水族館でも、最初から飼育して

いたルーチ(雄)とミール(雌)の繁殖に

がんばっていましたが、2012年にルーチ

が亡くなりました。

その後ロイズを迎えて繁殖のため同居させて

いましたが、繁殖には至らなかったそうです。

 

そして繁殖目的でサンシャイン水族館に来て

いて、残されてしまったロイズは他の水族館に

移動が決まりました。

 

そのため、サンシャイン水族館でのラッコの

展示は2月29日が最終日になってしまい

ました。

 

国内で飼育されているラッコの数は、ピーク時

には122頭いました。

繁殖の難しさなどで、現在は14頭になって

しまっています。

 

ラッコの飼育はお金も手間もかかります。

餌はウニ・アワビ・ホタテ・毛ガニ・エビ・

イカ・タコなどで、1頭当たり一日5kg

必要です。

水槽の海水を冷たくきれいに保つために

大型の浄化装置が必要です。

 

アメリカ・ロシアからの輸入が止まっていて

国内の水族館に新しいラッコが来る可能性は

低いため、国内の水族館での繁殖に期待が

かかるのですが、飼育員は「ストレスに弱い

上、繁殖期がはっきりとわからない」と

繁殖の難しさを言っています。

 

サンシャイン水族館では、これまで7頭の

赤ちゃんが生まれましたが、6頭は大人に

なるまで育たなかったそうです。

子育ても上手とは言えないそうです。

 

サンシャイン水族館にきて30年以上。

いつも愛らしい姿で見に行く人々に癒し

を与えてくれたラッコでした。

寂しくなってしまいますね。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。   篠原香代