kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

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東日本大震災から4年11か月!タクシードライバーが接した幽霊!

こんばんは~  篠原です。

本当に早いもので、東日本大震災から

4年11か月となる11日、岩手、福島の

両県警は行方不明者の手かがりを求めて、

沿岸部を集中捜索しました。

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「5年近く経った今でも何かは見つかる

はず。待っている方々にお返しできる

ように、しっかり探したい」と足元の

ガレキを見つめました。

 

警察庁の調べで10日現在、被災3県で

2558人の行方がわかっていません。

 

たくさんの人が亡くなった

東日本大震災

マグニチュード9.0という我が国の

観測史上最大の地震であり、1990年

以降4番目の巨大地震てした。

震災による死者は15,884人で、負傷者

6,146人。今なお2,558人の人が

行方不明になっています。

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被災地では地元住民による幽霊の目撃談

絶えません。

津波被災地で幽霊を乗せたタクシー運転手

がいます。

 

震災で娘を亡くしたタクシー運転手は、

石巻駅周辺でお客を待っていました。

ある日の深夜ファ―付きのコートを着た

30代くらいの女性が乗車してきて、目的を

尋ねると、「南浜まで」と言いました。

「あそこは、ほとんど更地ですけど構いませんか?

コートは暑くありませんか?」

すると

「私は死んだのですか?」

女性は震えた声で言い、運転手がミラーから

後部座席を見たらだれもいなかった。

運転手は「たくさんの人が死んだのだから

この世に未練がある人だって当然だもの。

又同じように真夏に冬服を着ている人が

待っていても乗せるし、不通のお客さんと

同じ扱いをするよ」と微笑んで言いました。

 

別の運転手は小学生くらいの女の子を

乗せたと証言しています。2013年の夏

時間は深夜でした。

コート、マフラー、ブーツを履いた少女が

一人で立っていて「ひとりぼっちなの」と

話す少女に家の場所を聞きそこまで乗せて

行って手をとって少女を降ろしました。

「おじちゃん、ありがとう」

そして少女はすっと姿を消しました。

運転手は「お父さんとお母さんに会いに

来たんだろうな~」と思っているそうです。

 

幽霊現象に遭遇した各タクシー会社の記録

では、無賃乗車があったという扱いに

なっているそうです。

 

これも震災の年の夏の日のこと。

車で津波被害が甚大だった地区を走っていたら

コート姿の女性が立っていました。

「なんで、この季節にコート?」

すぐにサイドミラーで確認したけど、誰も立って

いなかったそうです。

「亡くなった人が、見つけてほしいと会いに

来るのよ」とその女性を見たスナックの

ママさんが微笑みながら話していたそうです。

 

幽霊を見た人の話を聞くと、皆それぞれ全く

恐怖感を持っていないということです。

単なる怪奇現象ではなく自分たちが出会った

相手への敬意があるようです。

 

東日本大震災を特徴づけているのは

「あいまいな死」が多いことです。

「あいまいな死」は生きている人にとっては

本当にわたしの大切な人は死んでしまったのか?

と問い続け死を受け入れられないことです。

 

運転手たちの言葉には「あいまいな死者」の

存在を肯定して、人々の無念さにそっと寄り

添っている姿がありました。

 

ニュースや記録を通して、死者や行方不明者を

数字としてまとめてしまうことが多いけれど、

そこには一人ひとりの死があって、それぞれの

家族の感情があるということです。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。   篠原香代