50年で15日!! 年々遅くなる紅葉前線
こんばんは~ 篠原です。
紅葉の便りがあちこちから、届く季節になりました。
皆さまは紅葉狩りにお出かけになりましたか?
地球温暖化の影響で、全国的に10年に3日のペースで
遅くなっているそうです。10月、11月の平均気温が
10年で0.3℃上昇していて、これが影響している
とのことです。
素晴らしい紅葉を見ると、気持が癒されますよね。
考えてみると、子どもの頃は11月になると、霜
が降りて霜に当たると死んでしまう植木類があり、
母が全て家の中に取り込んでいました。
それだけ、気温が違ってきているのがはっきり
わかります。
紅葉の仕組み
常葉樹と落葉樹の違いは、誰でも知っている
ことですが、落葉樹のサクラ、カエデ、ブナ、
イチョウなどの葉が落ちる落葉樹が紅葉する
のです。
紅葉は落葉樹が冬したくをしている姿なのです。
冬に葉を落とすために、秋になって気温が下がり
だすと、糖分や水分などの供給をストップします。
そうすると葉緑素が壊れてしまうため、今まで
見えなかったカロチノイドという黄色い色素が
浮き出て見えます。
この現象が黄色く色づくイチョーなどの黄葉(こうよう)
です。
また葉の中に残った糖分によってアントシアニンと
いう赤い色素ができていると、赤が目立ってくるので
カエデのような紅葉になります。
毎年、明け方の温度が6度~7度くらいになると、
紅葉が始まります。そして20日~25日くらいに
見ごろを迎えます。
紅葉の良し悪しを決める3つの条件
●日中の天気が良いこと
赤い色素となる糖分は光合成によって作られます。
●昼と夜の寒暖の差があること
夜の気温が高いと昼間作った糖分を使って活動して
しまうため鮮やかな赤にならないのです。
●適度な雨や水分があること
乾燥しすぎると葉が紅葉する前に枯れてしまいます。
紅葉見ごろランキング
心身ともに癒される景色を堪能するため
ぜひ皆さまも「紅葉狩り」にお出かけ下さいね。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代