「鹿沼ぶっつけ秋祭り」 絢爛豪華な彫刻屋台と祭囃子が語り継ぐ400年の歴史
こんばんは~ 篠原です。
2003年に国の「重要無形民俗文化財」に指定された
「鹿沼ぶっつけ秋祭り」
今年は10月10日、11日に行われます。
動く陽明門とも言われる、江戸時代の粋を
受け継いだ絢爛豪華な彫刻屋台が、練り歩き
鹿沼の街を華やかに彩ります。
今年の彫刻屋台は合計23台。
各町内が1台の屋台を持っています。
いたことから、このような素晴らしい芸術品が
残されたのです。
絢爛豪華な漆で仕上げられた彫刻屋台はもちろん、削ったままの
彫刻屋台も、素朴で素敵です。
このような屋台が合計27台。全ての屋台がお披露目するのは
記念行事の時だけですが、それでも今年は23台が街を
練り歩きます。
この勇壮な形と台数では、もしかして日本一?
なのではないでしょうか。
10日は屋台の繰り込み。今宮神社の境内にところ狭し
と屋台が入ります。そして繰り出しは暗くなり始めて
提灯に火を入れた屋台が街に繰り出して行くのです。
そして11日は、市民パレード、屋台パレード、
屋台のぶっつけ、一斉きりんなどが、見所です。
「ぶっつけ」とは屋台通しをぶっつけるというイメージ
があるかも知れませんが、そうではなく、各彫刻屋台
が、3台~7台で交差点で、お囃子の共演をします。
激しいお囃子の競演は圧巻で、2日間とも、お囃子の
音色が夜まで響き渡ります。
私は、小さい頃からお囃子の音色「ピーヒャラ、ピーヒャラ」
を聞き育ったので、今でもその音色を聞くと、もう気持が
高揚して、いてもたっても居られなくなります。
「きりん」とは、あの首の長いキリンのことではなく、
屋台の方向転換のことです。
「ユネスコ無形文化遺産登録申請中」です。
鹿沼を含めた全国の国指定の祭り「山・鉾・屋台行事」
33件が28年秋にユネスコ政府間委員会において、
登録の可否が審議される予定です。
鹿沼市は、ちょうど1ヶ月前の豪雨により、市内を流れる
黒川が、一部決壊したりして大変な水害に見舞われました。
そのため、いつもは河川敷が駐車場になるのですが、
遊歩道も芝を敷き詰めた野球場、サッカー場、全て
メチャメチャの状態です。
昨日見てきましたが、全く手つかずの状態でした。
河川敷の中には入れない状態です。
そのため、河川敷の臨時駐車場は使用出来ません。
お祭りで、盛り上げて元気になりたいと市民の皆さまは
全員、そう思っているに違いありません。
皆さまも機会がありましたら、ぜひ一度
「鹿沼のぶっつけ秋祭り」を見にいらっしゃって下さいね。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代