kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

日々の出来事や愛犬dacky君のこと、旬の話題を書いていきます。

「北斗晶」さんの会見での生存率50%とリンパ節とはどのような器官?

こんばんは~  篠原です。

 

皆さまもうご存知のように、タレントの北斗晶さん

乳がんを発表して右乳房の全摘出手術を

しました。

 

先日、乳がんの手術を受けて退院した北斗晶さんの

会見によると、「やはり脇の下のリンパ節にも転移

しており、医師からは胸だけなら5年生存率70%

だが、転移していると50%と告げられた」

とのことでした。

f:id:kayo0130:20151006223419p:plain

 ガンが見つかると、心配なのは他の臓器や器官への

転移です。なかでも重要視されるのはリンパ節です。

生存率を押し下げてしまうリンパ節への転移ですが、

リンパ節の役割は何なのでしょうか?

そしてガンが転移すると大変なのはどうしてなの

でしょうか?

 

人の全身には、血管のほかに、リンパ管という

管が張り巡らされています。

リンパ管のところどころに、リンパ節があります。

リンパ節の役割は、リンパ管内部を流れるリンパ液

に細菌やガン細胞などの異物が含まれていないかを

監視して排除するのです。

ですから、リンパ節はリンパ管の関所のようなもので

リンパ管を流れるリンパ液は、リンパ節を経由して、

最後は静脈に注がれます。

 

ガンの転移は、がん細胞が血管やリンパ管に入り込み、

血液やリンパ液の流れに乗って別の臓器や器官に

移動して、そこで増えることで起こります。

 

リンパ節はガン細胞を排除する役割もあるのですが、

そこで全滅させることができずに生き残るガン細胞も

あります。

リンパ液の流れに乗ってどこに転移するかは

わからないのですが、最初にガン細胞が見つかった

場所の近くのリンパ節や臓器や器官、または

血流の流れの豊富な肺や肝臓、脳、骨などです。

 

北斗晶さんが会見で言った「5年生存率50%」

大きく報道されて、一人歩きしているようです。

そこで、乳がんの進行度を確認してみたいと思います。

 

●0期

「非浸潤ガン」と呼ばれ、早期の乳がんで100%

の治癒が期待できます。

●1期

しこりが2㎝以下でリンパ節転移がないもの。

●2期

しこりが2㎝を超えてリンパ節転移がないもの。

または2㎝以下だがリンパ節転移があるもの。

●3期

リンパ節転移が進んでいるもの。しこりが5cmを超え

リンパ節転移があるもの。しこりが皮膚や胸壁に及ぶもの。

炎症性乳がん

●4期

肺・骨・肝臓・脳など乳房以外の臓器に転移があるもの。

 

生存率

1期・99.8%

2期・95.2%

3期・78.6%

4期・30.5%

 

ですから北斗晶さんの場合2期と診断されて

いますから、95.2%で、3期に近い2期と

いうことを踏まえて、3期と考えても78.6%

になります。

 

これから抗がん剤治療が始まるとのことで、

副作用が色々でると思いますが、頑張って

治療して下さい。

 

私の妹は「肺がん」を患っています。

10年前、左肺全摘の手術をしました。

手術の途中で、控室で待っていた家族が、

執刀医に呼び出され、最初は左の肺3分の2

の摘出ということで、手術室に入りましたが、

開胸したら左肺全部にガン細胞が飛び散って

しまっていて、このまま閉じた場合は5年生存率は

20%左肺全摘出して50%と言われ

「どうしますか?」

もちろん家族は50%の方をお願いして、11時間

の手術に耐えました。

私は、今でもその日のことは、鮮明に思い出します。

私の一生で一番長い日だったと思います。

 

その2年後、今度は右の肺に転移が見つかりました。

それから、入退院の繰り返しで、抗がん剤治療を

しながら、今も頑張っています。

入院していないときは、週一で、私と一緒にゴルフ

を楽しんでいます。

 

だから大丈夫です。

北斗晶さん、どうか頑張って下さい。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。        篠原香代