kayoとdackyの日々の出来事と旬な話題

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【鬼怒川決壊】 メガソーラーを作るために自然堤防を削った「人災」!?

こんばんは~      篠原です。

「鬼怒川決壊」のテレビを見ていて、

一夜明けた11日も、未だに周辺は水に

浸されたままです。

皆さまも、もし自分にこのような事が起きたら

と考えたことはありまますか?

なかなか、その立場にならならないと、想像も

できないことと思います。

 

歩道のアスファルトがめくれて、信号機が折れて

地面に倒れています。

避難所で一夜を過ごした皆さまは疲れ切った表情で

皆「これから生活どうすればいいのか」と不安を

隠せません。

 

常総市の住民の逆井正夫さんが

「これは人災だ」

と訴えています。

常総市若宮戸地区では、昨年3月ころから

大規模太陽光発電所(メガソーラー)が

建設されたことがきっかけで、自然堤防が

削り取られ、豪雨による濁流はその場所から

越水して住宅地をのみ込んだとのことです。

近隣住民で、最後までメガソーラーに反対して

いたのが、逆井さんでした。

常総市国土交通省の担当者たちに、

鬼怒川氾濫の恐れを訴えていたそうです。

 

今回の水害では常総市三坂地区の堤防が決壊して

若宮戸地区で越水が発生しました。

 

生命や財産を失う不安があったので、「それらを守る

権利が国民にはある。」と声を上げ続けました。

それが原因で周囲からは鼻つまみにされて、孤立して

いました。

 

高さ2~3メートルの自然堤防が、150メートル

に渡って切り崩されました。

メガソーラー建設地に自宅が面している、遠藤玲子さんは

「自然堤防と生い茂った木々のおかげで、2階からでも

昔は鬼怒川は見えなかった」と言っています。

 

近隣住民の50代の女性は、建設業者に

「危ないから山を崩さないで!」と訴えると

「あんまり騒ぐとここに住めなくなるよ。

いいんですか!」と脅されたそうです。

 

自宅が壊滅的な被害を受けた20代の女性は

「住民一体となって市なり国なりに訴えたい」

と怒りをあらわにしていました。

 

削られた自然堤防の代わりには、土嚢が積み上げ

られただけだったそうです。

逆井さんは、奥様を13年に亡くされていて、

「本当に悔しいよ」「堤防を削るな!とずっと戦って

きたのに、危惧していたことが実際に起こって

しまった。こうなってからじゃないと、みんな

分からねえんだ!」と悔やんでも悔やみきれない

様子で言いました。

 

ソーラーパネルは、2011年の建築基準法改正などで、

建築物でも工作物でもない取扱いになり、原則として

設置に際して行政に確認申請をする必要はないそうです。

ですが、河川事務所によりますと、建築物でも工作物

でもなくても、河川区域に物を設置する場合は規制対象

になって、許可が必要とのことです。

 

今のところ、千葉県の業者としかわかっていないようです。

家を流されてしまった人、まだ家が残っていても、電気も

水道もない今の時点では、まだ何にもできる訳もなく、

被害に遭われた人たちの気持ちを思うと、なんとも

いいようのない気持です。

 

どんなに手厚い補償を受けたとしても、その家に残る

色々な想い出までは、戻ってくることはありませんが、

今の現状では、被害に遭われた住民の人たちが、

充分な補償を受けられるようお祈りいたします。

 

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。        篠原香代