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【CAT Ladies最終日】 服部真夕優勝 ! 3年振り逆転優勝 ! 通算5勝目

こんばんは~      篠原です。

「CAT Ladies」 は1998年の第2回大会以降、

毎年、大箱根カントリークラブを舞台に開催されています。

 

特に今年6月に箱根山の噴火に伴い、大涌谷周辺は

立ち入り規制されるなどして、観光客が減少している中

たくさんのギャラリーが訪れて、良かったなと思います。

 

「蓮の花」と呼ばれる17番ショートでどのような

スコアメイクができるかが勝負の鍵と言われていましたが、

今季勝利を挙げたのは「服部真夕」でした。

 

 

トップと1打差の単独2位からスタートした服部は、

1番ホールから連続バーディを奪い、6番でもスコアを

伸ばして、単独首位でバックナインに進みました。

 

後半に入っても13番から連続バーディを奪って差を

広げました。

 

2日目を終わった時「追いかける立場の方がいい」と

話していました。

そして「ティーショットさえまっすぐ行けば、

バーディチャンスにつけられる」との言葉通りに、

5バーディを奪い取りました。

 

前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでは

最終日を単独首位で迎えながらも、最終ラウンドで

スコアを伸ばせなく4位タイと悔しい結果だったからこそ

「追いかける立場の方がいい」という言葉がでたのかも

知れませんね。

 

2週連続で、最終日最終組でしたが、今週は2位に4打差

をつける14アンダーの圧勝で2012年以来のツアー通算

5勝目を挙げました。

 

10アンダーの2位タイには、ディフェンディング・チャンピオン

上田桃子、今季3勝を挙げているテレサ・ルー、単独首位

でスタートしたぺ・ヒキョン金田久美子が入りました。

 

 

師匠やコーチの存在が多くのプロを栄光に導くと言われている

ゴルフですが、服部真夕が選んだ道は違いました。

2007年のプロ転向直後から、岡本綾子の門下生として

キャリアを積んできました。

「CAT Ledies」でつかんだ3年ぶりの優勝は、偉大な師匠から

独り立ちを目指す過程での勝利でした。

 

27歳の大きな決断は今年の春でした。

「これから一人でやってみたいと思います」と岡本綾子

電話で伝えました。

2012年シーズンを最後に、勝利から見放されていた

ことが原因ではなく、昨季後半から陥った極度の

ショット不振でした。

 

プロ生活を顧みて「私は自分で考えることをしていない」

我に返ったそうです。

 

「今までずっと岡本さんに本当にお世話になって、

たくさんのことを教わって取り組んできました。でも

どこか岡本さんに甘えている自分がいました」

「わからないことがあれば、岡本さんに聞いて、それを試合で

試すその繰り返しでした」

 

7年以上にも及んだレジェンドに頼るだけの自分と、決別

することを決めたのです。

 

「絶縁」という状態ではなく、この約3ヶ月の間に連絡を

取ったことも何度かあるそうです。

岡本と距離をおくことで、「自分で考えることがこれ程

難しいとは思っていなかった」こともわかったそうです。

 

苦悩と試行錯誤が実を結びました。

練習場で、「アドレスの時右を向きすぎている」と

気づき、それを直したら、ショットのキレがたちまち

蘇りました。それまで、9試合予選落ちをして

いたことが嘘のようでした。

 

夏の箱根でかみしめた喜びは、過去の4勝とは

一味も二味も違ったことと思います。

 

優勝を決めた時、仲間が顔をくしゃくしゃにして

泣いていました。「自分のことのように泣いてくれる人が

いてくれて、嬉しかった。一人でやると決めても、

応援してくれる仲間、ファンの人も沢山いる。

たくさんの人に支えられ勝ち取れた」と。

 

前だけを向いて、一人で歩くと決めた道でした。

振り返れば、そこには多くの仲間がいたのでした。

 

本当に本当に

おめでとう !!

読んで頂きありがとうございます。

失礼いたします。        篠原香代