『花咲舞が黙ってない』好調の要因は心地よいマンネリ感とスカッ―とする気持ちよさ!
こんばんは~ 篠原です。
皆さまは、好きなテレビドラマがありますか?
ドラマの視聴率が軒並み苦戦しているそうです。
初回の視聴率が16.9%で1位だった「デスノート」
も3話では8.7%にダウンして、他のドラマも殆どが
右肩下がりです。
そんな中で唯一安定しているのは「花咲舞が黙ってない」です。
安心して見られるストリーがマンネリと言われながら、
支持されているのです。
「花咲舞が黙ってない」は今回が第2シリーズになります。
第1シリーズは昨年4月期に放送されて、平均視聴率16.0%
を記録しました。
私も好きで毎週楽しみにして見ていました。
見終わった後、胸がスカッーとするのが、
なんとも心地よいのです。
花咲舞を演じる杏が、「腸炎」で入院と先日ニュースで
騒がれていましたが仕事も全てキャンセルと言ってましたが、
「花咲舞が黙ってない」の撮影は
終了しているとのことでした。
見ていない人のために、だいたいの内容をお知らせしますね。
舞台はメガバンクで、花咲舞は支店で起きた問題の解決に
当たる「臨店」に携わっています。
原作は最高視聴率42.2%の歴史的ヒット番組の
銀行員が主人公なのも共通していて、「女版・半沢直樹」
とも言われました。
ただ、「半沢直樹」では5億円の融資の回収を巡るストリーが
描かれたのに対し「花咲舞」では、例えば3話のストリーは
支店で起きた300万円の紛失事件だったり「半沢直樹」の
軽量版になっています。
そして1話で完結のドラマです。
支店長らの不正やハラスメントを突き止めて「花咲舞」が
『お言葉を返すようですが』の決め台詞から、「立場を利用して
部下に間違ったことをやらせているのはあなたでしょう!」などと
誰も口にできなかったことをズバッと言って一件落着!というのが
毎回の定番になっています。
こういった1話完結のドラマは『水戸黄門』型フォーマットとして
数多く作られてきましたが、『花咲舞が黙ってない』は構図が
とくに似ています。
諸国漫遊=臨店班の支店巡り
悪代官=支店幹部
町民=支店員
「この紋所が目に入らぬか」=「お言葉を返すようですが」
という感じです。
マンネリという声もありますが、『水戸黄門』もそう言われながら
42年に渡って続きました。
スカッとする決着が用意されている安心感の方が、視聴者を
引きつけるのかも知れませんね。
パソコン、スマホ、ゲームの普及でテレビ離れが進み、ドラマ全体の
視聴率が下がっています。
『相棒』シリーズや『ガリレオ』『ドクターX』『HERO』などの
ヒットドラマは基本1話完結の定型パターンで、
1回だけ観ても楽しめます。
杏が演じる花咲舞は情に厚く、誰が相手でも間違ったことは
「間違っている」とハッキリ言うキャラクターで気持ちよく、
花咲とコンビを組む臨店班の相馬健(上川隆也)が、
彼女の暴走に手を焼きながら、結局は絶妙にアシストする
コンビ感も良い味を出しています。
展開が定番だからこそ内容は練られていなければならなく、
逆に練られたマンネリは一度捉えた視聴者を離しません。
『花咲舞が黙ってない』制作姿勢にブレがなく定番を追求しているのが、
安定した視聴率に繋がっているようです。
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代