【出国税】って何 ? 7月1日からスタート !
こんばんは~ 篠原です。
皆さまは「出国税」ってご存知ですか ?
外国に居住地を移す場合に課せられる
税金のことを言うそうです。
2015年の税制改正で7月1日から日本でも
導入されることになりました。
私のような貧乏人には関係のない話ですが、
富裕層の「資産フライト」を阻止するために
税制改正が行われたそうですので、大いに
賛成したい改正ですよね。
対象は1億円以上の金融資産を持つ富裕層ですから
ほとんどの人には無縁なのですが、アベノミクス
効果による金融市場の活況で利益を手にして、
海外移住を考えるお金持ちの心境には、
変化が生じるかもしれません。
国内に居住していた人が、海外に移住する場合、
株式やその他の有価証券、未決済のデリバティブ取引
という金融資産に対し、転出時に譲渡・決済した
ものとみなして含み益に課税するというものです。
例えば、時価2億円の株式を保有している人が、
海外に移住する場合、売却を実際にしていなくても、
20%のキャピタルゲイン課税を納めなければ
なりません。
日本人が海外に移住して日本の株式を売却しても
キャピタルゲインに関する課税権は原則として
日本にはなく、居住先の国にあります。
それを利用して、株式を保有したまま出国して
ニュージーランド・スイス)
で売却するという課税逃れが可能なのです。
今回の「特例」はそのような不具合を解消
するために改正されました。
45%に、相続税は50%から55%に上がりました。
資産と所得が把握され、富裕層向けの徴税が強化されます。
そのような増税を回避しようと海外移住を計画しても
出国税で、網がかけられることになって、富裕層
には、悩ましい状況になりそうです。
私たち、庶民には無縁の話ですが、富裕層から税金を
頂くことには、両手を上げて賛成です。
昨日の新幹線の焼身自殺も、年金が低すぎることの
抗議だったようですが、そういうことが、なくなる
社会にして欲しいです。
もちろん、他の人をまき沿いにして、重軽傷者、
亡くなられた人もお一人いて、その行為は決して
許されることではありませんが・・・
読んで頂きありがとうございます。
失礼いたします。 篠原香代